2014-11-30 23:54
一部ゲーセンやネットで横行する無許可&非公式プライズ
皆さんは無許可プライズをご存知だろうか? 版権元の許可を得ずに流通するプライズは公式グッズと見分けがつかない場合もあり、 なかには知らずに手に入れている人もいるかもしれない。 知ってて取るのと知らずに取るのでは大違いなので、ここで改めて紹介しておこう。
無許可プライズとは?
ゲームやアニメなどの版権元の許可を取らずに、 クレーンゲームの景品として流通するキャラクターグッズが無許可プライズだ。
「そんな景品あるの?」と思う人もいるかもしれないが、 実際に一部ゲーセンやディスカウントショップなどのクレーンゲームコーナーに入荷されている。 セガやタイトーなどの大手チェーン店でそういったプライズが取り扱われることはないが、 独立系の小さなゲーセンでは見かけることも多く、 ヤフオクや楽天オークションなどのネットオークションにも数多く出品されている。
メーカ名や著作権表示が記載されていないのが特徴だ。
最近では「ラブライブ!」の無許可プライズを見かけることが多く、 当サイトでもこれまで「ジャージ」や「クッション」「キーケース」 などのキャラクターグッズが出回っていることをお伝えした。 その後も「のれん」や「懐中時計」「カレンダー」「ヘッドフォン」など様々なグッズが新たに登場している。
「取る側としては景品の種類は多い方が良い」
当サイトでかなり以前から実施している無許可プライズの是非を問うアンケートでは、 投票総数429票(IPアドレス等で二重投稿は防止)のうち、 一番多かったのが「なにそれ? うまいの????」の212票(49.4%)。 約半数の人が無許可プライズの存在を知らないか、ほとんど意識していないようだった。
2番目に多かったのが「撲滅すべき!」の139票(32.4%)。
最後に「別に良いんじゃない?」が78票(18.2%)だった。
意外に容認派も多いようで「取る側としては景品の種類は多い方が良い」 「たまにはあってもイイじゃないそういうものも」といったコメントも寄せられた。
確かに取る側としては公式/非公式を問わずグッズは多いほうが良いし、 同人グッズと似たようなものと考えればアリなのかもしれない。
個人のイラストが勝手に使われるケースも
※画像はMayoRiyo氏のtwitter及びニコニコ静画より
無許可プライズには公式イラストをそのまま使って作られたアイテムも多いが、 なかには個人のイラストを勝手に使用して作られたグッズも出回っている。
イラストレータがpixivなどで公開した画像を素材として作られるこうしたグッズに対しては、 作者がtwitterなどで注意を呼びかけたりもしているが、 結局は個人対業者なので泣き寝入りになってしまうことも多い。
ドン・キホーテ内のクレーンゲームにイラスト無断使用の景品があるのを描き手が発見 - IBTimes
人気同人絵師の初音ミクイラスト、作者に無断でプライズ化 - ニコニコニュース
こうした出来事があると、やはり無許可プライズは許されないとも感じてしまう。
結局は取る人次第?!
一口に無許可プライズと言っても、特定の店舗のみで見かけるアイテムもあれば、全国的に流通しているアイテムもあり、 また公式イラストをそのまま使用したグッズもあれば、個人が制作したイラストを勝手に使っている場合もあり、 さまざまなケースが存在する。
版権元にとっては迷惑極まりないアイテムと言えそうだが、 ユーザーがそれを良しとするかどうかはあくまでその人の判断に委ねられる。 クレーンゲームをプレイする際には、注意してそのアイテムを良く確認することをお勧めしたい。