2020-05-08 19:09

自宅ボルテ用のつまみって交換できるの? アルミ製ノブの入手方法・交換方法

自宅ボルテユーザー向けに、今回はつまみの交換についてコナミの廉価版コントローラーやDAOコン(SVSE5)を例に簡単に紹介しよう。


つまみって交換できるの?

家庭用のボルテコントローラーって、他のつまみ(ノブ)に交換したりできるのだろうか?

答えはYES。サイズさえ合っていれば他のものに交換することができる。ボルテ用のつまみは基本的に直径30mmで高さが25mm前後だ。

つまみにはどんな種類があるの?

ではいくつかつまみを紹介していこう。


  1. コナミ製エントリーモデルのつまみ
  2. Bit Trade one サンボルスタイル デザインノブ(SVK30)
  3. 中華製ノーブランド品 アルミ ノブ
  4. DAOコン(SVSE5) 標準つまみ

この内、コナミ製エントリーモデルには1~3まで、SVSE5には1~4全てのつまみを取り付けることができる。一応各つまみの仕様も記載しておこう。 SVSE5のつまみのみアーケード筐体と同じようにツバ付となっているが実際に操作する部分の高さは25㎜程度となる。

直径高さ重量止めネジ種類止めネジ数対応シャフト
130mm27mm11.3gM41点ドメ6mm
230mm25mm45.7gM42点ドメ6mm
330mm25mm43.5gM31点ドメ6mm
430mm30mm51.5gM42点ドメ6mm

「2.サンボルスタイル デザインノブ」は発売元ビット・トレード・ワンの公式オンラインショップの他、AmazonやYahoo!ショッピングなどでも入手が可能だ(長らく品切れ状態となっていたが最近在庫が復活したようだ)。 「3.中華製ノーブランド品 アルミ ノブ」については筆者は中国の通販サイトAliexpressで入手したが、最近では日本のAmazonでも販売されているようだ。



またこの他にもオーディオ機材用のボリュームノブなどを探せばボルテ用に流用できるものもあるかもしれない。元々SDVXはDJシミュレーションゲームだしナッ!(どの辺がDJなのかは不明だが……)。

通販で購入する場合に注意したいのは基本的にこうしたつまみ(ノブ)は2個セットではなく単品で販売されている点だ。 ボルテ用に使用する場合は同じ物を2個購入する必要がある

つまみの交換方法は?


次につまみの取り外し方法についても触れておこう。 側面1~2ヶ所に固定用のイモネジが埋め込まれているので、これを六角レンチ(スパナ)で緩めていけば取り外し可能だ。 使用する六角レンチは基本的に2mmだが、「3.中華製ノーブランド品 アルミ ノブ」のみ1.5mmだ。

コナミ製エントリーモデルではアナログデバイスのシャフト(軸)にくぼみがあるので、 つまみを取り付けるときにはここにちゃんとイモネジが収まるように向きを合わせて固定しよう。


抜け止め用のツバ付きのつまみが使用されている機種の場合、少し取り外しが大変になる。 イモネジを緩めてもツバの部分がパネルに当たってそのままでは取り外しは不可能。 今回画像は割愛させていただくがSVSE5の場合、つまみを外すにはアクリルパネルを外す必要がある → アクリルパネルを外すにはボタンを全て外す必要ある、 というわけで底ブタを開けてほぼ全分解が必要になってしまう(ただしエントリーコンに比べてメンテはしやすい構造になっているためそこまで大変ではない)。 こういった機種でつまみを交換する場合はボタンのメンテ等と合わせて実施するのが良いだろう。

またコナミ製エントリーモデルは特別にコンパクトなので問題はないが、 他のコントローラーの場合、通常の六角レンチでは左上画像のようにパネルに当たって作業がしづらいため、長めの六角レンチまたはエクステンションバー付きのツールセットがあると便利だ(ただし画像のツールセットでは3のつまみは取り外し不可)。



コナミ公式コントローラー(エントリーモデル)のつまみ交換例

では、実際につまみを交換してみよう!

専コンのエントリーモデルに「3.中華製ノーブランド品 アルミ ノブ」を取り付けるとこんな感じだ。


つまみを変えるだけで見た目はかなり良い感じに!! アルミ削り出しならではの重厚感と輝きがカッコ良いぜッ!。

それで肝心の操作感はというと……?



正直……、微妙w

やっぱり内部構造がアーケード筐体とは全然違うので、つまみを変えるだけで劇的に改善、とはいかない。 このつまみは表面がツルツルしているので滑って少し操作しづらい(エントリーモデルのアナログデバイスはあまりスムーズに回転しないのでつまみが滑りやすいのは致命的)のと、 あと重くなるのがちょっとキツい(重さの問題は個人差があるかも)。

まあエントリーモデルの標準つまみはプラスチック製で壊れる可能性もないとは言えないので、 そんな時のための予備(交換用)としては良さそうだ。


ついでに「2.サンボルスタイル デザインノブ」をつけるとこんな感じ。こちらも見た目はなかなか良い感じに……!

このつまみにはサイドスリットが入っているため、回したときの滑りの問題はなし。 ただやはり、重くなるのがちょっとキツいかな? 「つまみがもっと重い方が良い」という人にはオススメできるかもしれない。

社外コントローラー SVSE5のつまみ交換例


最後にSVSE5のつまみ交換例。こちらも「2.サンボルスタイル デザインノブ」を使用。

SVSE5の場合はアナログデバイスのシャフト(軸)がかなりスムーズに回転するのでどのつまみを付けても滑りの問題はほとんどないが、 サイドスリットの手触りが良い感じなので標準のつまみよりもこちらの方が好みかも。

つまみを重くするためにロータリーエンコーダーを標準のアルプス801から803に変更している場合などはこのサイドスリットがかなり良い仕事をしてくれるだろう。

ボルテといえばつまみ!

今回はコナミ公式エントリーモデルと社外コン SVSE5の2機種の例のみ紹介したが、 この他の機種についても基本的には同じような方法になるはずだ。

ボルテと言えばつまみ、つまみと言ったらボルテ! それぐらいつまみの操作が重要になる音楽ゲームがSOUND VOLTEX。 自宅のボルテ環境に色々こだわっていきたい、という人は今回紹介したような方法でつまみの交換にチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。



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